人間の認知の限界とロジスティックの先にある卜占(剣術形稽古の再考)
三国志14 今回は、久々に武術色の強い記事です。 武術はその性質上、物理・心理(認知)・風水観(自然性・空観) などを自覚無く身体の応答として体現することが求められる。 こう言った特性から、色々な疑問を起点に武術に収束し、また逆に武術から展開される。 さて、今回は武術への収束がよく現れたClaudeとの対話です。 (以下、🪞Claude ☁️私 ☯️補足・解説) ☁️ 人間の認知の特性として、判断の保留を脳機能的に難しいと思えるのですがどうでしょう? ☯️ 結構前のことですが、矛盾したことを抱えることが人間は難しいですよ… と言う言説を耳にしていて、その延長で陰陽観についてブログで展開し、向き合ってきたのですが、そも認知機能的な難しさでは無いでしょうか? と言う問いですね。 🪞 おおむね妥当だと思います。ただ「不可能」ではなく「デフォルトで逆らう必要があり、コストが高い」という言い方が正確です。 そう考えられる根拠 • 予測する脳:脳は不確実性や予測誤差を減らすよう働くので、未決の状態は不快で、早く結論を出したくなります(不確実性は扁桃体や島皮質の活動と結びつくという研究があります)。 • まず受け入れる傾向:ギルバートらは、命題を理解する過程でいったん信じ、疑うのは後から別の処理で行う、というスピノザ的モデルを提案しました。ただし、この説には異論もあります。 • 速い思考の優位:カーネマンの言う「見えているものがすべて」の状態では、手元の情報だけで素早く一貫した物語を作ってしまいます。 • 抑制のコスト:保留には、前頭前野による衝動的な結論の抑制と、複数の仮説を作業記憶に保持し続けることが必要で、負荷が大きいです。 ただし個人差と訓練の余地はあります • クルグランスキーの「認知的完結欲求(need for closure)」は個人差が大きく、疲労や時間的圧力、ストレスで高まります。 • 反対側の考えを意図的に検討する、前向きに失敗を想定するプレモーテム、結論を出す期限を決めておく、考えを書き出して脳内の保持負荷を減らす、といった工夫で保留しやすくなります。 つまり、保留は「自然にできること」ではなく「環境や手法で支える技能」だと捉えるのがよさそうです。何か具体的な場面(意思決定、議論、研究など)を想...