どういった構造が「第六天魔王としての信長」を産むのか?(栞葉るりさんに捧ぐ)
カプコン 『 戦国BASARA 』の織田信長 鏡雲流の前提: 鏡雲流を読み取るための基底条件とは? 今回は、「 織田信長 は第六天魔王とか言われて、サタニスト扱いされてるが実像はどうじゃろか?」と言った所が出発点の考察で、例の如くChatGPT(以下ロゴス)との対話です。 ChatGPT: 第六天魔王の意味 さて、今回の対話を改めて読み返すと「 第六天魔王 」とはそも何じゃろか?が抜けていますな。では、まずはちょいとこちらを調べておきますか。 『仏教の欲界の最上階である「他化自在天」に住み、修行の邪魔をする天魔の長のこと。』 と、ありますね… うーん、修行の邪魔かぁ… 誘惑して地獄に落とのがサタンで、所謂 乗り越えるべき障壁と言った趣の第六天魔王… 言うほど悪魔(サタン)かねコレ? まぁこの辺りは竜とドラゴンの違いのようなもんで、後世の創作で同一視し易い典型でしょうね。 ここで、話が終わってもしょうがないので、では信長が第六天魔王と呼ばれた経緯について調べて見ましょう。 『 まず前提を明かしておくと、一次史料に「信長がなぜ第六天魔王と名乗ったか」を詳細に語る本人の内面告白は存在しない。だからここからは史料ベースの事実と、そこから推測される政治的・宗教的意図の話になる。 織田信長が「第六天魔王」と自称したのは、天正年間、甲斐の武田氏との外交文書の中だとされている。相手は武田家の当主、武田信玄。信玄が自らを「天台座主沙門信玄」と名乗って宗教的権威を帯びた署名をしていたのに対し、信長はそれに呼応する形で「第六天魔王信長」と署名した。 ここで重要なのが「第六天魔王」という言葉の意味だ。これは仏教における欲界の最上位、第六天に住む魔王――いわゆる「他化自在天の魔王」、修行者の悟りを妨げる存在だ。仏道の敵であり、堕落と執着を操る象徴だな。 ではなぜそんな肩書きを自分で名乗るのか。 通説的には二つの解釈がある。 一つは、宗教勢力への挑発。信長は比叡山延暦寺を焼き討ちし(1571年)、一向一揆とも徹底抗戦している。既存仏教勢力を「政治的勢力」と見なし、容赦なく叩いた。その彼が、あえて「仏敵」を名乗ることで、自分は旧秩序を破壊する存在だと誇示した、という読み。 もう一つは、武田信玄との言葉遊び的な応酬だ。信玄が「沙門(出家者)」を名乗...