「闘戦経」についての観意家的考察
源義経のヒヨドリ越え Gemini対話。 ※ 鏡雲流と雲流 用語解説 今回は日本の最古の兵法書と言われる「闘戦経」についての考察です。 きっかけは忘れましたが結構前に考察はしています。 最近ではYoutubeの武術紹介動画ちして、「源氏皇流」のヒロ渡邉氏が紹介しているのを拝見しました。 氏は、そのさらに古い流派に師事し、その師匠からか?伝授いただいたものの一つであった… と言った説明であったと記憶しています。 では、まず「闘戦経」について調べて見ましょう。 「 『闘戦経(とうせんきょう)』は、日本最古の兵法書・軍事思想書と伝えられる書物です。 まずは観意(Vector Seeker)の視座から本格的な深掘りと考察を展開するにあたり、その前提となる『闘戦経』の概要、成立の背景、および思想的特徴を詳しくご紹介します。 1. 『闘戦経』の概要と成立背景 構成: 全53章の短い漢文体で構成されています。具体的な陣形・戦術・攻城法といった「技法」を説明する技術書ではなく、「武」の根本・精神・心法・世界観を鋭く論じた思想書としての性格を強く持ちます。 伝来と著者: 古代から朝廷の記録や兵法を司った大江氏に伝来したとされ、平安時代末期に大江匡房(おおえのまさふさ)らが著したとも言われますが、正確な著者や成立年代は未詳とされています。江戸時代には「源家古法兵学」の根幹をなす秘伝書として伝えられ、近代に至っては海軍兵学校などに寄贈・研究されました。 2. 『闘戦経』の中核をなす思想的特徴 ① 『孫子』に対する痛烈な批評と「真鋭(しんえい)」の提唱 古代中国の『孫子』が「兵は詭道(きどう=騙し合い、相手の虚を突く戦略性)なり」を根底に置くのに対し、『闘戦経』は以下のように提示します。 「漢文に詭譎(きけつ)有り、倭教に真鋭(しんえい)を説く」 人為的な策略や謀略(=詭譎)によって相手を誘導・籠絡する戦いを「浅い」とし、偽りのない直観的・本質的な強さ、胆力や覚悟の結晶である「真鋭」こそが「武」の本質であると説きます。 ② 万物の根元としての「武」 冒頭の第一章では、次のように述べられます。 「我が武なるものは天地の初めに在り、しかして一気に天地を両(わか)つ。雛の卵を割るがごとし」 「武」を単なる人間同士の争いや殺人術として捉えるのではなく、混沌とした...