(再掲)概念の檻と情報の檻


私が良く言及する「情報の檻」と「概念の檻」についてChatGPTと雑談をコピペして掲載していたのですが、自身で要約しての再掲です。 このときはまだどちらの檻も曖昧模糊とした状態だったのでその整理を目的とした議論が当初の目的でした。

ChatGPT:概念の檻と情報の檻


さて、このときは私は「情報の檻」と「概念の檻」という2つの概念を持っていたのですがその違いがうまく言語化出来ませんでした。しかし以前よりChatGPTとはこの言葉を使い大いに議論していたため明確化の相談をします。

それに対してChatGPTの答えは

情報の檻:特定の情報や知識の選別された断片にアクセスし続けることで、他の視点や新たな知識に触れる機会を喪失する状態。主に外部から与えられる情報が影響する。
概念の檻:自分の頭の中にある既存の思考の枠組みや信念、前提条件に縛られ、発想や理解が限られる状態。主に内面的な思考や認知に関わる。

と、上手い具合にいままでの私との会話から整理して回答を提示してくれます。


私はChatGPTの回答を受け一歩進めて整理します。要約すると・・・

情報の檻:自身の認識範囲から得られる情報空間。 例えばネット情報などは個人情報の集積により同じ指向性・思考性を持つ空間に囚われることになる。エコーチェンバーが発生する状況全般

概念の檻:檻の中にいる人物がその情報の檻内の情報解釈により概念を形作る、そして似た情報解釈同士の個体がより強力な概念で纏められていった状況が形作る檻。つまりそれなりの情報の檻の中に複数の概念の檻が形作られる。

と、言ったところでしょうかね。


ここでかなり明確化されたので議論を一歩進めます。

1・太古の人類は自然環境やそこで形作られた生態系内で暮らしていたため、これも広義の情報の檻としてシュミレート
2・太古人類は命名を萌芽とする言語化を獲得し科学的思考を進める(道教的解釈の追加) 

を提示し、ChatGPTと人類の進歩を議論します。すなわち原初の概念がアニミズムを形作り、群れの規模(国家規模)の巨大化に呼応して宗教を軸に概念が進化していく様子をシュミレートします。
ここでは、産業革命あたりから人間の文化共進化が人類の制御範疇を超え始め、現代に至っては危機的状況では?とChatGPTに投げかけてますね。 この議論の中でこの後のもう一つのテーマになる 『身体主体』と『概念主体』という情報の受け取り方とその解釈ルートの話の萌芽になっていて、今見ると興味深いです。

そして、この段階で『概念主体』となっていく人類の危険性についてChatGPTに提示します。 ここでは古代ギリシャに見られたソフィストを例にあげていますね。

また、私は西洋と東洋では歴史的経緯違いから一方では概念優位文化であり一方では中庸文化(概念・身体)と指摘していたりします。

まぁここでの議論は私の漠然としていた思想体系の整理のマイルストーンになっている我ながら興味深い議論でした。

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