(再掲)概念の檻から見る憑依現象


このChatGPTとの議論は当時SNS等で「古の達人を身に降ろすことで達人技が使用できる!」みたいなことを主張する方がいたようで(わたしは発信元をみつけてはいないです)、何やら「達人インストール」と揶揄されているのを見かけたことを思い出したのが発端です。 見かけた当時は思い込みじゃろw といった感想でしたが、その後の光岡武学で体認経験をつんだ後は「うーん、ここ言及するの難しいよなぁ^^;」と思うようになりました。 私は最近になって気がついたんですが、いわゆる武術関連においてオカルトの一言で一笑に付されることについて、「ある程度、体系だった説明ができれば頭から否定するタイプの方々にも理解しやすい説明が出来るのでないかなぁ・・・」といった動機が根底にあるようです。 ですので私の武術観は光岡武学で学び体認したことよりある程度浅層を意識していて、いわゆる『踏み台』または『接続』が目的なのでは?と感じるようになりました。

そういった背景があってのこの議題です。
ChatGPT:概念の檻から見る憑依現象

まずは、「概念の檻」内で「憑依現象はどう解釈されるか」と言ったところをChatGPTと認識共有を始めています。 私がChatGPTと議論するときにぼやけた感覚や概念についてある程度の明確化することから始めますが、この時もいつもの手順を踏んでいますね。

次にいわゆる武術における形稽古の解釈についてChatGPTに説明します、「形が矯正器具のように働き、その窮屈に感じていたものが自然に感じるようになるという体認経験を伴うことで、形を作成した人間の身体観に近づいてゆく」といった所ですかね。 この辺りは故黒田鉄山氏の書籍の影響が多分にある解釈です。

これについてChatGPTは「形を通して意識に対してアプローチがあるのか?」といった問いかけを私にしますが、「形とか以前にストレッチとかでも凝り固まった意識がスッキリすることもあるじゃろ?」と答えてますね。 机の前で頭を悩ませた後に体を動かす程度のことでも結構効果あるじゃねぇかといった所でしょうか。

次に家伝として武術にしろ舞踊にしろ、はたまた音楽にしろそういったものが自然に囲まれている環境では子供の頃から色々受け取る情報が違うと指摘していて ミラーニューロン(Wikipedia) の働きを指摘しています。 つまりこの時点で憑依現象の背景にミラーニューロンも一因として働いているのでは? と言ったところをChatGPTに指摘しています。

そして、私は子供の頃にヒーロー番組を見てその気になってポーズを決めたりしていたが、まぁこれも広義の憑依じゃろ? と主張しています。 これは多くの動物が親の行動を真似るがこれも広義の憑依であり広義の教育だと説明します。 そして、オカルトで言及されるような憑依現象もこの延長でないか? とChatGPTに投げかけています。

そして、こういった解釈を元に文化性症候群と言われるものを観ると、「概念の檻」の働きが大きいのでは?と考察しています。

次に話は漫画家などがよく話す「キャラが勝手に動き出す」みたいな話も広義の憑依と言えそうだと説明します。


つまり私の総論として「憑依」というものは浅層と深層の違いはあれど、実際は人間を含む多くの生物が持つ極ありふれた習性の延長ではないのか? とここでは結論付けてますね。


まぁ今になって思うのは「達人インストール」も思い込みと言えば思い込みだろうが、全く効果がないかと言えばあるじゃろなぁ ってな感想ですかね。

この頃はまだ「情報の檻 概念の檻」と共にまだぼやけていたのが伺えます。



この辺りを加味して、古の達人の白黒写真などを眺めると色々感じることがあるのでは?

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