猫と私

 


昔住んでいたアパートは1階だったせいもあって猫が1匹ちょくちょく遊びにきていました。 ある日のこと猫がメジロを咥えてきて私の前にポンと置いてくれました。 そりゃ俺はそれを食ったりはしませんので猫のために用意した餌入れに置いたんだけども、やはり咥えてきて私の前におきます。


今思うとちょっと違った思いが私にはありますが、当時は「猫は飼い主を手のかかる子分か子供と思っている」という話を思い出して感心したりしました。 確か2、3度繰り返して私は寝たかその場を離れたかした後に餌入れを覗くと綺麗に食べたようでした。


猫はまぁ俺に食べて欲しかったんでしょうが、まぁ食べないわけです。猫がどう感じたかはともかく私は猫から想いや行動を通して学びを得たわけです。 ちゃんとギブアンドテイクが発生していて猫が私にむけてくれた愛情は十分感じられました。


これは師が弟子から学ぶ、親が子から学ぶ、教師が生徒から学ぶと言ったことと同様に思えます。 違うのは人間同士の関係はいずれ何かしらの立場になることを通して師や親や教師の想いに気付くときが来るのでしょうが、あのときの猫はどうなんでしょう?


そんなことを考えていたら猫が死んだ後に霊となってあの時に私の想いに気付いてくれていればいいなと思ったりはします。 




ありがとう💕

コメント

このブログの人気の投稿

『混元八卦』の込めた想い

『普通の人』でいることの困難さ

私は何者か?