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10月, 2024の投稿を表示しています

(再掲)所有権からみる強欲さとその抑制

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  今回のChatGPTでの議論はSNS上で自身の造語について起源主張をする様子が面白く見えたのでちょっとこれについてChatGPTと雑談してみた極軽いものです。 箸休めにでもどうぞいった趣ではありますね。 所有権と強欲さの抑制 (ChatGPT) 冒頭の設問としてはアメリカ先住民とヨーロッパ移民の間で「土地の所有権」といった認識の有無が争いに繋がったと聞いているがどうなんじゃろ? といった所から始まっています。 人間も他の生物と何ら変わらず習性に縛られていると仮定すると、縄張り意識を持つヨーロッパ移民は素直に習性に従っていて動物的、アメリカ先住民はアメリカ大陸での巨大哺乳類の絶滅を教訓とした理性的な宗教性を持っていたと言えるのでは?とする疑問を投げかけています。 この辺りの考察の出発点は  サピエンス全史 (Amazon) に大いに影響を受けている視点です。 また、その他の例の提示として、 スティーブンス島のミズナギドリモドキ (Wikipedia) を挙げています。ChatGPTと議論した時はこの話を事実と認識していましたが、確認してみると誤認していたようです、しかしながら少数の外来種が生態系を脅かす例としてはやはり実例としては適切ではあるようです。 私の結論として人類の生態系の破壊は大いに問題視されているが、これは人間に限らず外来種が突然流入すれば生態系は脅かされるので、規模・期間の問題はあってもそういった意味では他の生物と何ら変わらないのでは?と言った視点ですかね。 そして、外来種の問題は何も日本だけでなく日本由来の生物が他国の生体を脅かしている例も耳にしますよねといって確認をChatGPTにします。 この辺りは大航海時代に物流網の規模がかなり変わり外来種の流入によるアレコレを耳にしていますよという話です。 そして軽い脱線から話を戻し、いわゆる「所有権」という概念は大いに人間の動物的習性を表現しているように思うという所感を提示します。  ここでこの議論をする切っ掛けとした「造語」の起源の主張は人間の生物的本能に由来した行為で、一見強欲にも見えるが「人間も動物だからしゃーなし」で、さらに言うば近代社会という檻の中をこういった視点で見ると本能的感覚に後付で理屈を付けているようにも見えて興味深いよなぁってな話です。 対比として...

概念の檻から出る?

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  概念の檻から出ても別の概念の檻に移動するだけなのは身体性を基準にして潜らないからそりゃ当たり前なんだけども、結果的にそこで対面するであろう孤独はこれも当たり前だが埋まる類のものではない。 常に自身が本当に檻から出ているかという問いは残るけども・・・ はじめて命名以前の根元世界を体認したときの静けさはなかなか言葉で伝えることが難しい。 こういったことで気をつけたいのは、さらに自身をみつめ稽古をすることで、「あら、まぁ、以前の自分は浅はかでした」なんてこともザラにあります。 先達たちはどこまで何を経験したのだろうと・・・ だからって記述することを恐れるのはもったいないと思います。 拙くても現在位置の記録は経験上とても重要なことと感じます。

天才?

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武術の稽古などをして細やかながら色々な方と触れ合って気がつくことは、一足二足飛びに覚醒や体認することが天才や達人の条件であって、基底となるものや過程には無頓着な人をありがたがる傾向があるように思えます。 これらに無頓着であるがゆえに”センス”の一言で雑に片付ける人も結構見受けられますし、実際にこういった方の多くは現実に示してみせることが出来るがゆえに大きな説得力を持つようです。 まぁそれはそれで口先ばかりで何一つ体現できないよりは天と地との差があるわけですが、わたしはいわゆる天才タイプではなっかたため、基底や過程に対する認識は少しばかり有利に働いているように思えます。 そして、当然これは”センス”などではなく故黒田鉄山氏の著書に大きく影響された基底があるわけです。

(再掲)生物の周辺環境へのアプローチの変化をどこまで進化と判断するか?

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さて、今回はあまり詳しくないもの同士で進化論について雑談を交わすと、人間の文明発展は生物としての進化の範疇なのか?みたいな議論になりがちです。 それについて、ちょいとChatGPTを通して学術的定義を教えてもらいつつ雑談に発展しようという目的で行ったものの再掲です。 ChatGPT: 生物の進化と環境 冒頭の設問としてよく聞く単純なものです。 『生物における周辺環境へのアプローチの変化をどこまで進化と判断するか』 これは例えばビーバーがそれなりの規模のダムを作り生態系に影響を与えたりしますし、そういったものの延長に人間の環境へのアプローチは有るや?無しや?という疑問から発生しています。 それに対してChatGPTは私が進化をどう捉えているのか?と今回の議題の方向性を促すような質問をしてきます。 これに対し私は、ガラパゴス諸島に生息するダーウィンフィンチを例に出しこの進化の多様性を例に出します。 Wikipedia: ダーウィンチフィンチ と、言うのも私が小学生の頃に学研の雑誌を定期購読していた時期があり、そこで進化の多様性としてこのダーウィンフィンチの嘴の形態が紹介されており、そのうちの一種は小枝を使い木の幹に穴を開けて住む虫をほじくり出す習性を持つものがいたと記憶していたからです。つまりは、道具を使った周辺環境へのアプローチと進化の関係について明示しやすいと判断したんですね。 さて、この私の回答に対してChatGPTはこれが遺伝的に世代に受け継がれるのか?という観点を強調しました。 つまり、学術的な進化とは遺伝子を通して次世代に性質が受け継がれるかが問題であり、ダーウィンフィンチが道具を使うことが該当するかは疑問の余地があると提示したわけです。 ここでは 文化進化 や行動適応などは学術的には進化の範疇に入らないと説明します。 次に私は人間の掌は道具を使うの適しているのではないか?と、つまり「道具を使う行為そのものが身体の形質に変化を与えるので進化と道具の関係を切り分けるのは難しいのでは?」と食い下がりますが、ChatGPTは華麗に「そりゃたまたま別要因で進化したものがたまたま道具を使うのに適していたという見解が一般的です」と回答します。 さて、この辺りは仲の良い人間同士の議論であれば多少は頭に血が上りそうなものです。私はここで食い下がり「そーりゃ初期はそ~かもしれ...

『勇者たちの戦場』を視聴しました。

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  戦争を題材にした映画ですが、テーマは兵士が帰還した後の生活です。 アメリカ軍の話ではありますがおそらくどこの国にでも通底するテーマではないでしょうか? 戦場は非日常空間ではあるでしょうから、帰還後の社会からズレてしまい馴染めない苦しさが描かれています。 PTSDと言えるのかは知識がなくわからないのですがオソラクそういったものでしょう。 例えば ズールー族 は戦いにおいては獣の魂が宿るため、戦を終えるとシャーマンが獣の魂を抜く儀式をして社会に復帰したと聞いたことが有り、太古からの普遍的なテーマのようにも思えます。 今まで見た戦争の映画の中でダントツで泣いてしまいました。

(再掲)概念の檻から見る憑依現象

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このChatGPTとの議論は当時SNS等で「古の達人を身に降ろすことで達人技が使用できる!」みたいなことを主張する方がいたようで(わたしは発信元をみつけてはいないです)、何やら「達人インストール」と揶揄されているのを見かけたことを思い出したのが発端です。 見かけた当時は思い込みじゃろw といった感想でしたが、その後の光岡武学で体認経験をつんだ後は「うーん、ここ言及するの難しいよなぁ^^;」と思うようになりました。 私は最近になって気がついたんですが、いわゆる武術関連においてオカルトの一言で一笑に付されることについて、「ある程度、体系だった説明ができれば頭から否定するタイプの方々にも理解しやすい説明が出来るのでないかなぁ・・・」といった動機が根底にあるようです。 ですので私の武術観は光岡武学で学び体認したことよりある程度浅層を意識していて、いわゆる『踏み台』または『接続』が目的なのでは?と感じるようになりました。 そういった背景があってのこの議題です。 ChatGPT: 概念の檻から見る憑依現象 まずは、「概念の檻」内で「憑依現象はどう解釈されるか」と言ったところをChatGPTと認識共有を始めています。 私がChatGPTと議論するときにぼやけた感覚や概念についてある程度の明確化することから始めますが、この時もいつもの手順を踏んでいますね。 次にいわゆる武術における形稽古の解釈についてChatGPTに説明します、「形が矯正器具のように働き、その窮屈に感じていたものが自然に感じるようになるという体認経験を伴うことで、形を作成した人間の身体観に近づいてゆく」といった所ですかね。 この辺りは故黒田鉄山氏の書籍の影響が多分にある解釈です。 これについてChatGPTは「形を通して意識に対してアプローチがあるのか?」といった問いかけを私にしますが、「形とか以前にストレッチとかでも凝り固まった意識がスッキリすることもあるじゃろ?」と答えてますね。 机の前で頭を悩ませた後に体を動かす程度のことでも結構効果あるじゃねぇかといった所でしょうか。 次に家伝として武術にしろ舞踊にしろ、はたまた音楽にしろそういったものが自然に囲まれている環境では子供の頃から色々受け取る情報が違うと指摘していて  ミラーニューロン (Wikipedia) の働きを指摘しています。 つまりこの時点で憑...