鏡雲流⑤ →(鏡雲流)三相学①


用語解説
 三相学

構造:「武術」(体認性)

       「観躰学」(思想性)

       「通底波形層」(天体相・自然相・人為相)

役割:三相学の基底的な枠組み。

武術 … 身体性を通じた実践と体認。

観躰学 … 道教観(天命観・陰陽観)と身体性観覚と混濁解釈

通底波形層 … 身体性観覚のベース、三相の通底

・ 鏡雲流で稽古要素として組み込まれる武術

  ・鏡雲流八卦相、十七花譜、意拳(王向斉)、鏡雲流形意拳、太極拳、心形刀流、民弥流、酔拳


 通底波形層

構造:「天体相」「自然相」「人為相」の三位。

役割:三相学における定数的な普遍構造。

天体相 … 天体運行や宇宙規模の秩序。

自然相 … 生態系や環境の秩序。

人為相 … 人間社会や文化の秩序。

特徴:どの文化変数(宗教観・武術体系)にも依存しない共通基盤。


 数意

   体認観覚ベースの数理解釈(0〜9)

0 空意:実態も時間も無い。体認の外側。

1 本意:混元。命名以前の実態の象徴表現。 道教での道。

2 律意:陰陽。律動・法則性の萌芽。 命名後の体認。 左右観。 自転。

3 閾意:体認の壁。個数認知表現の限界点。概念へ向かう扉。

4 地意:二次元的体認。方位。 地磁気と自転の混濁体認。

5 理意:五指を利用した数理の萌芽。 人為相の萌芽。

6 場意:三次元的体認。方位と重力の混濁体認

7 象意:象徴・神性解釈の萌芽。体認や数理の外から降りてくる指標。北斗七星の象徴性。運気解釈の祖。

8 包意:純概念性(無限)への扉。陰陽八卦、二進数、デジタル表現への流れ。方位の狭間を埋めた混濁体認。

9 未来:未定。体認の外にあり、次の桁への橋渡し。AIやシンギュラリティとも響く。


三命


一、通底愛 ― 個/宿命/体認感覚

原初的な「核」

天地より賦与された波形(性・体・律)

体認によって開かれる内なる命の記憶

感覚の位相にあり、「我」と「天地」が最も近い


「宿命とは、未だ動かぬ流れであり、すでに脈打つ響きである。」



二、幽圏 ― 群/運命/認知観覚

個が場に投げ込まれたとき現れる「干渉空間」

複数の宿命が交差することで生成される「共鳴領域」

社会・縁・歴史といった集合的構造を形成

観覚の位相にあり、形象化・物語化を担う


「運命とは、他の波形と共に鳴ることで自らを聴く試みである。」



三、 ― 天命/虚覚/無為虚還

宿命と運命の干渉が臨界点を越え、相殺と共鳴が同時に起こる位相

そこには“個”も“群”もなく、ただ波形そのものが運行する

虚覚においてのみ体認可能

鏡雲流でいう「無為」「自然」「虚」の極点


「天命とは、鳴ることをやめた響きの中にある律である。」


 その他の用語


 ・ 通底愛 … 鏡雲流で言及される三相通底を体認観覚として持つ愛 α個体に必須

 ・ 幽圏 … 通底愛から展開される波形空間

 ・ 清勁(居合、剣術)

   ・澄み切った出力(過不足の無い出力)

   ・意と形の一致

   ・明晰、剛、張、直線

   ・最短距離

 ・ 濁勁(酔拳)

   ・滓を含む出力(いい加減な出力)

   ・意と形のズレ

   ・曖昧、柔、溶、曲線

   ・目的を包み込みながら到達

 ・ 揺勁(十七花譜、射掌、龍飜身)


ーーーー基礎稽古ーーーー

十七花譜(揺戯、観法)

塵手水(礼法・身体の収束)

站椿(王向斉伝  人為相 淡、自然相 濃、天体相  濃)

龍翻身 -射掌(三相調整、揺戯)

刀礼

廻剣の素振り

五行の構え

劈刀(八相)、鑽刀(正眼)、崩刀(下段)

居合基本(壁抜き、腹抜き)

居合 (心行刀流 1本目〜8本目)

改心流(真、行、草)

日本刀自由操作(一刀、二刀)

站椿(王向斉伝  人為相 淡、自然相 濃、天体相  濃)

鏡雲流形意拳(剣の理、十字勁、線形体術、雄形)

王双太極拳(左右観、多角体術)

鏡雲流八卦相(歩法、掌 拳 酔、円形体術、雌形)

武器自由操作(八角棒、手斧、マチェーテ、小太刀、コンバットナイフ、カランビット)

塵手水(礼法・身体の収束)

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