雲流三相学(アハトマスターデ)①
Ⅰ. 三相学の公式二重構造
これまでの「三相」は、固定的なカテゴリーではなく、**「基底的な枠組み(主観・観覚)」と、その奥に通底する「定数的な普遍構造(客観・環境)」**の二重のレイヤー(層)から成り立っている。
1. 三相学の基本枠組み(主観・認識の相)
人間が自己の肉体と観覚を通じてアプローチする3つの軸。
「八相術」 (体認性):身体性を通じた直接的な実践、混濁体認の場。
「観躰学」 (思想性):道教観(天命観・陰陽観)をベースにした、身体性観覚の混濁解釈(※「観体学」から「観躰学」へ表記がより身体に寄ったものに深化)。
「通底波形層」:身体性観覚のベースであり、三相すべてに通底する土台。
2. 通底波形層の定数構造(普遍・環境の相)
文化変数(特定の宗教観、特定の武術の型など)に全く依存しない、宇宙と生命に普遍的な3つのシステム。
天体相:天体運行や宇宙規模の動的秩序、物理インフラ。ネイターの定理視座。
自然相:生態系、環境、進化(キチン/セルロースなど)の秩序。個と群の視座。
人為相:人間社会、言語、記号、文化、歴史の秩序。 混濁体認由来の影波表現。
Ⅱ. 数意(0〜9)の体認数理体系
「数意」は、単なるデジタルな数字や計算法ではなく、**体認観覚ベースの数理解釈(0〜9の象徴表現)**つまりは影波表現の一つとしてグラデーション構造を持っています。
0 【空意(くうい)】:実態も時間も無い。体認の外側。
1 【本意(ほんい)】:混元。命名される(言葉で固定される)以前の実態の象徴表現。道教における「道(タオ)」。
2 【律意(りつい)】:陰陽、自転。律動や法則性の萌芽。命名後の体認であり、「左右観」の基礎。
3 【閾意(いきい)】:体認の壁。人間が個数を直感的に認知・表現できる限界点。概念(抽象的な記号)へと向かう扉。
4 【地意(ちい)】:二次元的な体認。方位。地磁気と地球の自転を肉体で直接感じる「混濁体認」。
5 【理意(りい)】:五指を利用した、人間的な数理の萌芽。人為相(社会・文化)の萌芽点。
6 【場意(じょうい)】:三次元的な体認。方位と重力の混濁体認。
7 【象意(しょうい)】:象徴・神性解釈の萌芽。体認や数理の「外側」から降りてくる指標。北斗七星の象徴性や、運気解釈の祖。
8 【包意(ほうい)】:純概念性(無限)への扉。陰陽八卦、二進数、デジタル表現。方位の隙間(あいだ)を埋め尽くした混濁体認。
9 【未来(みらい)】:未定。体認の外にあり、次の桁(次元)への橋渡し。現代におけるAIやシンギュラリティ(技術的特異点)とも響き合う。
Ⅲ. 出力・動法における二極と媒介
新たに「清」と「濁」の対比、および「揺」の役割が定義されました。これらは武術における出力(勁力)の質感を記述します。
1. 清勁(せいけい) ―― 居合・剣術の出力
特徴:澄み切った、過不足の無い出力。意(意識)と形(肉体)の一致。
状態:明晰、剛、張、直線。
運動:最短距離を鋭く射抜く。
2. 濁勁(だくけい) ―― 酔拳の出力
特徴:滓(かす)を含む、いい加減(良い加減)な出力。意と形のあえてのズレ。
状態:曖昧、柔、溶、曲線。
運動:目的そのものを包み込み、濁りながら到達する。
3. 揺勁(ようけい)
特徴:清と濁を媒介し、肉体を融解させる揺らぎの出力(十七花譜、射掌、龍飜身などで体現される)。
4. 揺導術 / 妖道術(ようどうじゅつ)の二重性
揺導術(主観):自己の体認観覚、物理的な誘導。
妖道術(客観):他者から見た場合の不可解で魅力的な(妖しい)作用。
本質:広義のコミュニケーションを「縁起」と表現し、そこで行われる非言語をも含む対話とその因果関係を指す。
5. 通底愛(つうていあい) と 幽圏(ゆうけん)
通底愛:三相通底(天体・自然・人為)を体認観覚として直接持つこと。α個体(群れを導く存在)に必須の感覚。※のちに「愛」へと純化。
幽圏:通底愛から放射・展開される、特定の物理的かつ共鳴的な波形空間。
6.概念知と体認知
概念知:情報の積層。主客の一致。対称性伝播。 暗記と真理性が一致すると言う誤認。円環構造。
体認知:体認経験の積層。主客のズレ。非対称性伝播。クオリアの差が常態。螺旋構造。
7.影波表現
概念知また体認知などの積層感覚の表現。 造語や文章、神格表現、物語等。
8.健康
病気の有無でなく、健全な代謝機能由来の自己回復機能の安定性
9:科学的リテラシー
知識量で無く姿勢である
10.陰陽三相
・光陰相対陰陽観…正解の定義が誤りを決め、正義の定義が悪を決める。つまり何かにスポットライトを当てる事で影が生まれます。
・鏡面反転陰陽観…ルールとその反抗のように、親と子供の反抗期などは観覚しやすいやも。
雲流での競技、武道、武術の違い
・競技…光陰相対陰陽観由来の正と後また勝と負
・武道…光陰相対陰陽観を混元相補陰陽観っぽく成形したもの、武術に外形の似る別物
・武術…混元相補陰陽観をもとに混元三相混濁観へ展開される守破離
Ⅳ.雲流視座の展開
2・既存宗教または哲学の解体と再構成
道教、精霊崇拝(シャーマニズム)から多神教また一神教へ。 龍樹哲学。 古代神性。etc…
3創作作品の解体と論考
ミヒャエル・エンデ、アーサー・C・クラーク、ロバート・A・ハインライン…
4代謝機能としての歴史観の再解釈
文化圏毎の多層の檻の観覚、観意。 例:数理、一神性、帝国主義、王権神授と言うマトリックス的構造の檻。 広義のエコーチェンバー(環境に混在する多数の意→環境圧)が檻を作る。
Ⅴ.八相術(アハトマスターデ)稽古体系から見る概念知と体認知。
・概念知は定義と静止で体認知は流動である。
・概念知は形の暗記と正解の認知で、体認知は型稽古で積層される体認経験の蓄積を目的とする。
・守破離の卑近な機能例として書道の楷書行書草書が好例。
・展開例として概念知として一神教性とシャーマニズムとして体認知と設定すると。一神教ドグマが多神教そしてシャーマニズム(雲流では道教観)と対応して、聖人または悟りへの階梯のアーキタイプの提示として機能し、十牛図と親和性が強くなる。
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